
▲写真:東急電鉄6020系6151編成 田中勇司撮影 等々力—上野毛間にて 2025-6-9
東急電鉄は,大井町線各駅停車用の車両として導入の準備を進めていた5両編成の6020系について,2025(令和7)年7月2日(水)から営業運転を開始すると発表した.
本車両は,すでに大井町線急行列車用の車両として使用している6020系(7両編成)とエクステリアデザインが同一であるため,乗客が各駅停車用の5両編成であることを識別できるよう,先頭車前面に5両編成を示す「5CARS」ステッカーを,車両側面のドア横には青色ステッカーをそれぞれ貼付する.

▲「5CARS」ステッカー(左)とドア横の青色ステッカー
これまでに導入された2020系(田園都市線)や6020系(7両編成/大井町線急行列車用),3020系(目黒線・東急新横浜線)と同様,車内には快適性を高めるため空気清浄機が設置され,座席は背もたれの高いハイバック仕様のものが採用されている.
ドア上に配置するデジタルサイネージでは,多言語案内の充実を図るとともに,ニュースや天気予報など充実した情報サービスを提供する.
安全面では,車両機器を常に監視できる大容量情報管理装置が採用されており,車両故障の未然防止を図ることで運行のさらなる安定化を図る.9000系・9020系と比較して,騒音の低減や使用電力の削減も図っている.

▲記念ヘッドマークステッカーデザイン
5両編成の6020系は,2027(令和9)年ごろまでに18編成・計90両を順次導入し,現在大井町線の各駅停車で使用されている9000系・9020系の全車を置き換える予定.
なお,7月2日(水)から営業運転を開始する1編成目(6151編成)には,大井町線の乗務員がデザインした記念ヘッドマークステッカーを取り付ける.掲出期間は,2025(令和7)年12月ごろまでの予定.
一部画像は東急電鉄ニュースリリースから