
JR貨物では,2025(令和7)年4月下旬から愛知機関区所属のDF200-206に「JR貨物稲沢駅開業100周年」記念ヘッドマークを掲出しています.
これは,1925(大正14)年1月に旧国鉄稲沢操車場が開業してから今年2025年で100周年を迎えたことを記念したものです.ステッカータイプのヘッドマークは愛知県岩倉市在住の市民によるデザインが採用され,稲沢機関区(当時)に新製配置後,廃車となるまで東海地区を中心に活躍し,現在は「津山まなびの鉄道館」(岡山県津山市)に収蔵されているD51形2号機(D51 2)のナンバープレートが描かれた煙室扉や煙突,D51形から新規採用されたボックス動輪,C11形,9600形などで見られたスポーク動輪などを組み合わせて「100」の数字を表現,蒸気機関車(SL)の象徴でもある「煙」の中に「INAZAWA」の文字が添えられるなど,趣向を凝らしたデザインとなっています.また,ヘッドマーク外周を一周するデザインで,無蓋車,有蓋車,コンテナ車,タンク車をけん引するタンク式蒸気機関車やDD51形,DF200形を模したディーゼル機関車のシルエットも描かれています.
写真:四日市—塩浜間にて 2025-5-5
投稿:志摩 敬