鉄道ファン2025年6月号(通巻770号)
『鉄道ファン』2025年6月号
2025年4月21日発売
定価1300円(税込)

キハ120 301とキハ120 303の塗装が変更される

キハ120 301とキハ120 303の塗装が変更される

JR西日本では,網干総合車両所に検査のため入場していたキハ120 301とキハ120 303の検査が終了し,2025(令和7)年4月23日(水)から翌24日(木)にかけて,網干総合車両所から吹田総合車両所京都支所亀山派出所へ配給輸送されました.
 このうちキハ120 303は,2025(令和7)年4月26日(土)に,亀山—加茂間を1往復する試運転が実施されました.
 今回,網干総合車両所から出場し,吹田総合車両所京都支所亀山派出所へ配給輸送されたキハ120 301とキハ120 303は,吹田総合車両所京都支所亀山派出所所属で,関西本線で運用されていましたが,今回の出場にともない,車体塗色が紫色から,窓上下に橙色,腰部に赤帯が入った「岡山色」へ変更され,所属先も,吹田総合車両所京都支所亀山派出所を表す「近カメ」から,後藤総合車両所岡山気動車支所を表す「中オカ」に変更されていることが確認できました.
 この2両は後藤総合車両所岡山気動車支所へ転属になったものと思われますが,直接,網干総合車両所から後藤総合車両所岡山気動車支所へ配給輸送されなかったのは,日頃から網干総合車両所で検査が実施された吹田総合車両所京都支所亀山派出所所属のキハ120の出場試運転が,関西本線の亀山—加茂間で実施されていることから,今回も従来どおり,一度,吹田総合車両所京都支所亀山派出所へ配給輸送し,関西本線内での出場試運転の施行後,後日,後藤総合車両所岡山気動車支所へ配給輸送されるものと思われます.
 なお今回の試運転では,今後,後藤総合車両所岡山気動車支所へ配給輸送することを想定してなのか,ふだんの吹田総合車両所京都支所亀山派出所所属車の時とは違い,ミラーは取り外された状態で走行しました.

写真:柘植—新堂間にて 2025-4-26
投稿:橋本 淳

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