
▲教育・訓練用車両「H296 ふくろう」
JR北海道は,北海道新幹線において,教育・訓練用車両「H296 ふくろう」の使用を2025(令和7)年4月1日(火)から開始すると発表した.
「H296 ふくろう」は,2022(令和4)年3月に発生した「福島県沖地震」の被災車両であるH5系(H2編成)10両編成のうち,1〜3号車と8〜10号車の計6両を修繕・一部改造したうえで,教育・訓練用として活用する.
おもに,運転士・車掌・検修社員やグループ会社社員の教育・訓練,運転士養成時の現車講習・技能試験などに使用される.使用場所は,函館新幹線総合車両所構内に限られ,営業線では走行しない.

▲「H296 ふくろう」編成図
愛称名の「H296 ふくろう」は,「ふくろう」がアイヌ伝承では里の守り神,ローマ神話では英知の象徴とされていることから,「少しでも幸福が訪れるように縁起の良い,守り神のような存在で知恵や経験を与える森の賢者として活躍するように」との思いが込められている.
画像はすべてJR北海道ニュースリリースから