
写真:大阪市高速電気軌道400系 編集部撮影 緑木車両工場にて 2022-12-7(取材協力:大阪市高速電気軌道)
大阪市高速電気軌道は,2025(令和7)年4月2日(水)に中央線でダイヤ改正を実施すると発表した.

▲1時間あたりの運行本数の変更
※上りは弁天町駅から朝潮橋駅間,下りは朝潮橋駅から弁天町駅間の列車本数
中央線は,夢洲で開催される「2025年大阪・関西万博」会場へ直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルートであり,万博開催期間中は多くの来場者の利用が予想されることから,使用車両を23編成から33編成に増強するとともに,大阪港駅から夢洲駅間の最高速度を時速95kmに変更することで,2分30秒間隔で運行する輸送力増強に取り組んできた.
今回の改正では,万博終了まで平日と土日休日は,共通のダイヤとし,1時間あたりの運転本数を変更する.

万博開幕後,4月中旬から7月中旬の平日の9・10時台に,日帰り教育旅行の団体・引率者向けに「子ども列車」(子ども専用列車・子ども優先列車)を運転する.
「子ども専用列車」は,森ノ宮→夢洲間で設定し,途中弁天町のみに停車する.車両の表示は「回送」とする.前方車両(最大4両)が子ども専用車両となり,子ども専用車両以外の後方車両は,森ノ宮・弁天町で一般の乗客も乗車可能となる.

「子ども優先列車」は,長田→夢洲間で設定し,途中の各駅に停車する.車両の表示は「臨時」とする.各学校の児童・生徒が来場日時にあわせて各駅から乗車する.列車内が空いている車両でも次駅以降で児童・生徒が乗車するため,一般の乗客は乗車できない.
9・10時台にそれぞれ運転する計24本の列車のうち,9時台に最大3本,10時台に最大12本の「子ども列車」を設定し,日帰り教育旅行で来場する児童・生徒の人数にあわせて本数を調整して運転する.「子ども列車」として運行しない列車は各駅に停車し,一般向けに乗車可能な列車として運転する.「子ども列車」については,駅係員のほか駅構内放送,車内アナウンスなどで案内する.
なお「子ども列車」は,身体障害者も利用できる.「子ども列車」の詳細は,大阪市高速電気軌道ニュースリリースに掲載されている.
このほか,夢洲駅の終発列車のみを現行の24:13発から24:20発に変更する.なお,このダイヤの適用期間は,2025(令和7)年4月2日(水)から10月13日(月祝)までなる.
一部画像は,大阪市高速電気軌道ニュースリリースから