
▲5000系外観
三岐鉄道は,三岐線(近鉄富田—西藤原間)に新形車両「5000系」を導入すると発表した.
5000系は,既存車両の更新用として,JR東海から譲受した211系5000番代を改造したもので,3両編成8本(合計24両)を順次導入する.乗務員教習の後,2025(令和7)年5月中に営業運転を開始する予定.
車内には,扉上部(3ヵ所)に停車駅や乗換案内などを表示するディスプレイを設置するほか,通話形の非常通報装置を各車内に1ヵ所と車椅子スペースにも設置する.座席や床面を一新し,照明のLED化により,明るく快適な車内環境を提供する.

▲おもな特徴
日本語,英語による自動放送とともに,始発発車後と終点到着前に,車内メロディを導入する(作曲:柳田淳記氏).車内メロディは,上り(近鉄富田方面)を伊勢湾の海・風・光を表現した「きらめきの海風」,下り(西藤原方面)を鈴鹿山脈の温かみを表現した「山のおくりもの」とする.
なお,既存車両は順次廃車とするが,営業終了時期は未定としている.
※画像はすべて三岐鉄道ニュースリリースから