四日市あすなろう鉄道では，2025（令和7）年3月1日（土）から，260系「なろうブルー」編成と，「なろうグリーン」編成1本に「新一万円札発行記念＆旧四郷村役場リニューアルオープン1周年記念」エンブレムを取り付けて運転しています．
　これは，四日市市指定有形文化財「旧四郷村役場」がリニューアルオープンしてから今年2025年3月で1周年を迎えることを記念したもので，エンブレムは2種類用意され，「なろうブルー」編成，「なろうグリーン」編成ともに，内部・西日野方は，「旧四郷村役場を背景に伊藤伝七と渋沢栄一」をデザインしたもの，あすなろう四日市方は，渋沢栄一生誕の地・埼玉県深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」と四日市市マスコットキャラクター「こにゅうどうくん」がデザインされたものが取り付けられています．
　四日市市公式WEBサイトなどによりますと，当時，役場を寄付した地元出身の実業家伊藤伝七は，「資本主義の父」と称された渋沢栄一の支援を受け，四日市市の近代化の礎を築いたことから，新一万円札の肖像画となった渋沢栄一と四日市市のかかわりを広く周知するため，記念事業の一環としてエンブレムの取り付けを企画したとのことです．
　エンブレムは3月15日（土）まで取り付けて運転されることとなっています．