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写真:名古屋鉄道4000系 編集部撮影 尾張旭検車区にて 2008-8-24(取材協力:名古屋鉄道)
名古屋鉄道は,鉄道保守業務である線路メンテナンスの技術革新を目的として,営業車両に線路のゆがみを測定する「軌道変位モニタリング装置」を搭載し,試験走行を実施すると発表した.
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▲軌道変位モニタリング装置搭載状況
「軌道変位モニタリング装置」は既存車両の下部に搭載し,装置から出るレーザーをレールに照射することで,線路のゆがみをリアルタイムかつ高頻度に自動測定する.これにより測定頻度が向上し,より効果的な線路メンテナンスが可能となる.
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▲軌道変位モニタリング装置
測定されたデータは無線によりクラウド経由で担当部署へ伝送され,データの分析により線路の状態変化を早期に把握し,適切なメンテナンス計画の策定に役立てる.
実用化に向けた検証のため,2025(令和7)年3月から瀬戸線において装置搭載車両の試験走行を実施し,本運用に向けた検討を進める.
一部写真は,名古屋鉄道ニュースリリースから