鉄道ファン2025年4月号(通巻768号)
『鉄道ファン』2025年4月号
2025年2月20日発売
定価1300円(税込)

名鉄,「軌道変位モニタリング装置」搭載車両の試験走行を実施

名古屋鉄道 4000系

写真:名古屋鉄道4000系  編集部撮影  尾張旭検車区にて  2008-8-24(取材協力:名古屋鉄道)

名古屋鉄道は,鉄道保守業務である線路メンテナンスの技術革新を目的として,営業車両に線路のゆがみを測定する「軌道変位モニタリング装置」を搭載し,試験走行を実施すると発表した.

名鉄,「軌道変位モニタリング装置」搭載車両の試験走行を実施

▲軌道変位モニタリング装置搭載状況

 「軌道変位モニタリング装置」は既存車両の下部に搭載し,装置から出るレーザーをレールに照射することで,線路のゆがみをリアルタイムかつ高頻度に自動測定する.これにより測定頻度が向上し,より効果的な線路メンテナンスが可能となる.

名鉄,「軌道変位モニタリング装置」搭載車両の試験走行を実施

▲軌道変位モニタリング装置

 測定されたデータは無線によりクラウド経由で担当部署へ伝送され,データの分析により線路の状態変化を早期に把握し,適切なメンテナンス計画の策定に役立てる.
 実用化に向けた検証のため,2025(令和7)年3月から瀬戸線において装置搭載車両の試験走行を実施し,本運用に向けた検討を進める.

一部写真は,名古屋鉄道ニュースリリースから

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