西武鉄道は,2025(令和7)年3月15日(土)に多摩川線を除く各線でダイヤ改正を実施すると発表した.
池袋線の座席指定列車「S-TRAIN」については,夕方のラッシュ時間帯が早い時間帯に推移していることを踏まえ,早めに帰宅する乗客が利用できるよう,平日下りの「S-TRAIN」5本(101号,103号,105号,107号,109号)の時刻を30分繰り上げる.また,“むさし20号”の所要時間を短縮する.
新宿線の特急“小江戸”は,平日7〜16時と土休日11〜16時における西武新宿発の時刻を毎時30分発に変更する(現行は毎時40分発).
池袋線関係(池袋線・西武秩父線・西武有楽町線・豊島線・狭山線)の一般列車では,平日朝の池袋行き通勤準急の一部を準急に変更し,混雑の平準化を図る.所沢駅におけるホームの混雑を緩和するため,朝ラッシュ時間帯における所沢始発の電車を,ほかの駅の始発に変更する.現行の利用状況にあわせて,飯能6:45発の元町・中華街行き快速を,小手指始発に変更する.
このほか,西武秩父方面からの乗継ぎを改善するため,飯能発池袋行き2本の発車時刻を見直し,目的地までの速達性を向上させる.
日中の「Fライナー」所沢行き快速急行の運転区間を延長し,小手指行きに変更する.夕方では混雑緩和と利便性向上のため,一部電車の行先・種別を変更する.
土休日の朝から夜にかけては,8両編成優等列車の一部を10両編成に変更する.現行の利用状況にあわせて,西武秩父線内の8両編成による列車は秩父鉄道直通列車を除き,すべて4両編成に変更する.
新宿線関係(新宿線・拝島線・多摩湖線・国分寺線・西武園線)の一般列車では,平日・土休日とも拝島5:12発小平行き各停(初電車)を,西武新宿行き準急に変更する.これにより拝島方面から都心部へのアクセス向上を図る.
川越方面から所沢・飯能方面へのアクセスを改善するため,現行の本川越23:12分発所沢行き各停の後に23:31発所沢行き各停を増発し,最終列車を繰り下げる.なお,この所沢行きの最終列車は所沢で飯能行きに接続する.
土休日の夕方から夜間については,現行の利用状況にあわせて,不定期列車である多摩湖発西武新宿行き「急行」の4本(18:34発・19:04発・20:04発・20:24発)すべてを国分寺行きに変更する.
山口線では,狭山線・多摩湖線のダイヤ改正にあわせて運転時刻を変更し,一部で接続を改善する.
詳しくは,西武鉄道ニュースリリースに掲載されている.
一部画像は,西武鉄道ニュースリリースから