鉄道ファン2025年6月号(通巻770号)
『鉄道ファン』2025年6月号
2025年4月21日発売
定価1300円(税込)

京都市営地下鉄烏丸線・東西線,2月22日にダイヤ改正を実施

京都市交通局 20系

写真:京都市交通局20系  編集部撮影   竹田車両基地にて  2021-8(取材協力:京都市交通局)

京都市交通局では,市営地下鉄烏丸線・東西線について,2025(令和7)年2月22日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.

 同局では,これまで新型コロナウイルス感染症拡大の影響により利用客が大幅に減少したことから,2022(令和4)年3月以降,烏丸線・東西線とも減便を実施していたが,2024(令和6)年5月に同感染症が感染法上の5類へ移行したことにともない,通勤・通学の利用も徐々に回復し,一部の時間帯においてはコロナ禍前に近い状況に戻っていることから,利用状況が堅調な昼間時間帯の復便を実施する.

 平日・土休日ダイヤ共通で,コロナ禍以降に利用状況が回復した昼間時間帯(11〜14時台)において,烏丸線・東西線とも,2022(令和4)年12月に減便した上下線各4本(計8本)を復便する.これにより,昼間時間帯は1時間あたり現行から1本増の8本となる.

京都市交通局 50系

写真:京都市交通局50系  編集部撮影   醍醐車庫にて  1998-3-25(取材協力:京都市交通局)

 あわせて,とくに混雑が激しい烏丸線の平日朝8時台の状況を踏まえ,竹田—国際会館間の列車を上下各1本(計2本)増便する.朝ラッシュ時間帯においては保有車両がすべて運用されているため,これまで増便は困難となっていたが,車両運用などを見直すことで,1997(平成9)年の烏丸線 国際会館延伸時の改正以来,約27年ぶりの増便が可能となり,混雑緩和と利便性向上を図る.
 東西線の京阪京津線乗入れ列車を除いた1日当たりの総運行本数は,平日ダイヤの烏丸線で332本(10本増便),同東西線で268本(8本増便),土休日ダイヤの烏丸線で278本(8本増便),同東西線で248本(8本増便)となる.なお,烏丸線では,近鉄京都線との直通運転列車についても,発車時刻や行先を変更する.
 改正後のダイヤについては,京都市交通局のページに掲載されている.

写真はすべてイメージです.

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