今回の変更では，昼間・夜間時間帯の淀屋橋・中之島—萱島間について，現行の利用状況から，普通列車を4両編成を主体とした運転に変更する．朝夕ラッシュ時にも一部列車を除き，区間急行列車と，普通列車を4両編成での運転とし，輸送力確保や混雑緩和を図るため増発する．
　平日の10～14時台の運転パターンについては，各列車種別の運転間隔を約12分間隔に変更する（現行は約15分間隔）．
　朝ラッシュ時間帯では，7～8時台の下り（大阪方面行き）京橋到着本数について，混雑緩和のため区間急行列車・普通列車をあわせて5本増発する．守口市（淀屋橋・中之島方面行き）における急行列車・準急列車の停車時間帯については，土居—野江間での混雑緩和と，大和田—守口市間の各駅から大阪方面へ向かう場合の所要時間短縮などを図るために拡大する．
　京都方面については，大学生の通学時間帯における混雑緩和のため，8時台に淀屋橋発出町柳行きの快速急行列車と樟葉発出町柳行きの普通列車を各1本を増発する．

写真：京阪電気鉄道6000系　　松本洋一撮影　　古川橋—大和田間にて　　2019-8-26

　夕ラッシュ時間帯では，上りの17～18時台について，混雑緩和のため区間急行列車と普通列車をあわせて5本（京橋発車本数）を増発する．おもに京都方面への大学生の帰宅時間帯となる16～18時台では，特急列車の混雑緩和のため，出町柳発の快速急行列車1本を増発する．あわせて出町柳発淀行きの急行列車1本の運転区間を淀屋橋行きに延長するほか，枚方市発16～17時台の準急列車3本を快速急行列車に変更する．
　現行で出町柳17：55発の下り「ライナー」については，利便性向上のため発車時刻を18：06発に変更する．

写真：京阪電気鉄道3000系　　編集部撮影　　寝屋川車両基地にて　　2021-1-20（取材協力：京阪電気鉄道）

　土休日についても平日ダイヤに準じて，昼間時間帯の各列車種別の運転パターンを，約12分間隔に変更する．
　快速特急“洛楽”について，午前中は分かりやすい発車時刻にするため，淀屋橋8：00発から1時間ごと（8：00，9：00，10：00，11：00）に変更するとともに，午後の下り列車は4本に変更する（現行5本）．
　大阪・関西万博の開催期間中は臨時列車として，平日・土休日ともに，中之島発着の特急列車・快速急行列車を設定し，京阪バスが運行する会場へのシャトルバス（KANSAI MaaSアプリでの事前予約制）が発着する中之島駅への利便性向上を図る．
　京阪本線では，初発・最終列車の時刻は変更されないが，中之島発の最終列車については，列車種別を変更し，発車時刻を23：50発から23：54発に繰り下げる．このほか，利用状況などに応じて列車の運転本数，運転区間，列車種別，発着時刻などを見直す．
　詳しくは，京阪電気鉄道ニュースリリースに掲載されている．

写真はすべてイメージです．