特急列車では，特急“うずしお”の運転区間を岡山発着から高松発着に変更し，高松で“うずしお”と快速“マリンライナー”を接続する形態とする．四国方面と岡山方面を結ぶ特急列車は，岡山—伊予西条・松山間を運転する“しおかぜ”と岡山—高知間を運転する“南風”に統一する．

写真：JR四国2600系　　編集部撮影　　高松運転所にて　　2017-2-17（取材協力：JR四国）

　“うずしお”については，車両を速達性・快適性・バリアフリー性に優れた2600系・2700系車両に統一する．停車駅についても見直し，昼時間帯の高松—徳島間の停車駅を統一する．これにより，屋島にすべての“うずしお”が停車する．高松での快速“マリンライナー”と高徳線列車の接続については，時間帯により10分以内で接続できるようにする．
　高松方面と高知方面を結ぶ“しまんと3号・7号・4号・6号”の列車体系を見直し，現行で“南風”と“しまんと”の併結運転を取りやめ，“南風リレー号”との接続に変更する．

写真：JR四国7200系　　編集部撮影　　多度津工場にて　　2016-5-20（取材協力：JR四国）

　各路線でパターンダイヤの導入・拡大を進める．予讃線では，高松—多度津間のパターン時間帯を11時～19時台に拡大する．伊予西条—松山間の主要駅において，昼時間帯を中心に普通列車の発車時刻をおおむね統一する．松山—宇和島間（内子経由）では，10時～19時台に発車時刻をおおむね統一する．
　予土線では，江川崎—宇和島間で早朝・夜間を除いた時間に運転する列車の発車時刻をおおむね統一する．土讃線では，特急“南風”の10時～17時台の発車時刻をおおむね統一するほか，多度津—琴平間の12時～16時台に運転する列車の発車時刻をおおむね統一する．土佐山田—高知間では，パターン時間帯を9時～17時台に拡大する．
　高徳線の高松—引田間と鳴門線の板野—徳島間では，パターン時間帯をそれぞれ9時～19時台に拡大する．牟岐線では，徳島—阿南間のパターン時間帯を9時～20時台に拡大する．このほか，徳島駅では，各路線のパターンダイヤを上手く接続することで各路線の乗り換え利便性が向上する「タクトダイヤ」の時間帯を，10時～19時台に拡大する．
　このほか利用状況や人手不足などの状況を考慮し，一部列車の運転取り止めや，最終列車の時刻繰り上げなどを行なう．
　詳しくは，JR四国ニュースリリースに掲載されている．

写真はイメージです．