
▲とうきょうスカイツリー駅付近高架橋(下り線高架橋全景)
東武鉄道では,墨田区が事業主体の都市計画事業として進めている「東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)連続立体交差事業」について,2025(令和7)年3月2日(日)の初列車から,とうきょうスカイツリー駅付近の下り線・留置線を高架線に切り替えると発表した.

▲とうきょうスカイツリー駅付近高架橋(伊勢崎線第2号踏切道部分)
本事業は,墨田区の都市計画事業として東武スカイツリーラインのとうきょうスカイツリー駅付近の約0.9km(とうきょうスカイツリー—曳舟間)を高架化するもの.2017(平成29)年7月に東武鉄道は墨田区と施行協定を締結して工事を進めており,2022(令和4)年11月には上り線の高架区間の使用を開始している.

▲位置図
今回の下り線の高架切替により,同区間にある1ヵ所の踏切(伊勢崎線第2号踏切)を廃止し,安全性の向上とエリアの分断を解消する.

▲駅部横断図(イメージ)
下り線の高架切替えに際しては,前日の3月1日(土)の19時20分ごろから終列車までの間,東武スカイツリーライン 浅草—曳舟間(特急列車は浅草—北千住間)の列車を運休する.
半蔵門線直通列車(押上—曳舟間)は通常どおり運転し,特急列車については北千住駅で折返し運転を行なう.

▲運休区間の概要
列車の運休区間については19時から終列車までの間,振替輸送を実施する.対象区間は,東京メトロの銀座線 浅草—上野間,日比谷線 上野—北千住間,都営浅草線 浅草—押上間,京成押上線 押上—京成曳舟間,JR常磐線 上野—北千住間,つくばエクスプレス線 浅草—北千住間で,振替輸送には普通乗車券・定期券が必要となる(IC定期券を含む.PASMO・Suicaは振替輸送の対象外).なお,バス振替は実施しない.
なお,荒天など,やむを得ない事情により工事を延期する場合は,3月9日(日)から使用を開始する.今後は,下りホームや駅舎の構築など,事業完成に向けて工事を進める.
詳しくは,東武鉄道ニュースリリースに掲載されている.
画像はすべて東武鉄道ニュースリリースから