京阪電気鉄道では,鋼製の旧形車両の代替として,13000系を2024(令和6)年度から2026(令和8)年度にかけて67両増備すると発表した.
京阪グループでは2030(令和12)年までにより良い世界を目指すSDGsの達成に貢献するべく「BIOSTYLE PROJECT」に取り組んでおり,13000系の導入も本プロジェクトの一環として実施する.
13000系は通勤車両として2012(平成24)年から順次導入している形式で,これまでに5次車までの計119両が導入されている.今回導入される6次車(2024〜2025年度:18両)・7次車(2025〜2026年度:49両)には,防犯対策として2020(令和2)年度以降に製造した5次車から設置されている車内防犯カメラを引き続き設置し,安全性・快適性のさらなる向上を目指す.
2026(令和8)年度に導入が完了すると13000系は計186両になり,京阪線を走行する全車両のうち30%以上となる見込み.今回の13000系の導入と旧形車両の置換えにより,年間約3400t(試算値)のCO₂排出量の削減効果を見込んでいる.
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