節目を迎える2024（令和6）年は，「60年分の思い出」をテーマにしたCMとしている．『車窓から見える景色や，使う技術が変わっても，「誰かに会いたい」という気持ちや高揚感はいつの時代も変わらないこと』を表現し，東海道新幹線の歴代車両とともに，利用客と過ごした60年分の思い出と感謝を映像で表現している．
　今回のCMに使用された映像・写真は，JR東海公式X（@JRCentral_OFL）で2024（令和6）年7月から8月まで実施されたキャンペーンにおいて，「0系・100系・300系時代」をテーマに一般から公募した素材が使用されている．
　また，「音」でも楽しんでもらうために，歴代の車内チャイムから，テーマソング「会いにいこう」のオルゴールアレンジ，オーケストラアレンジ，合唱バージョンが次々と登場する．さらに，オーケストラの演奏を担当した「JR東海音楽クラブ」の合奏団には，代表取締役社長の丹羽俊介氏も参加しており，映像と音楽の両方を楽しめるものとなっている．

　CMは，暗がりに並んだ歴代の新幹線を見つめる吉高由里子さんの映像から始まり，「新幹線はこれまで，どれだけの想いをのせてきたんだろう．」という吉高さんのナレーションとともに，0系・100系・300系と歴代の車内チャイムが流れる．
　場面が切り替わり，新幹線が持つ記憶を辿るかのように懐かしの車内風景が映し出され，これまで乗せてきた乗客の思い出を写真や動画で振り返っている．テーマソング「会いにいこう」は，ゆったりとしたオルゴール調からオーケストラアレンジ，合唱バージョンへと切り替わり，車内風景は徐々に現代へと近づいていき，修学旅行や家族旅行から出張まで，さまざまな想いを乗せて走り抜いてきた60年を描いている．
　映像のラストでは，吉高さんが車窓を見つめるようすに，「会いたい気持ちが，新幹線を走らせる．」というメッセージで映像は締めくくられている．
　30秒CMは，10月1日（火）から首都圏・静岡・名古屋・関西の各地区で放映されるほか，「会いにいこう」特設WEBサイトではフルバージョンの動画も公開されている．

画像はすべてJR東海提供