銚子電気鉄道では2023（令和5）年8月に，南海電鉄2200系2両編成1本を中古車の導入（中古の中古でない車両）として約30年ぶり，新車両としては約8年ぶりに譲受し，2024（令和6）年3月29日から22000形「シニアモーターカー」として運行を開始している．
　同車両については，「この車両に乗車するために関西から銚子へ初めて来た」といった利用者の声が寄せられ，新たなファン層の獲得につながるなど，さまざまな効果があったとしている．

　今回譲受したのはモハ2201＋モハ2251の2両編成で，南海電鉄では8月3日（土）に多奈川線においてラストランを終えている．
　導入にあたっては第1編成と同様，南海電鉄で運用されていた架線電圧1500V対応から，銚子電鉄で運用されている600Vに対応する「降圧工事」など，銚子電鉄線内を走行できるスペックに改造する必要があり，第1編成に引き続き，京王重機整備が担当する予定．なお，具体的な運転開始時期については未定としている．

写真はすべて銚子電気鉄道・南海電気鉄道・京王重機 共同ニュースリリースから