JR東日本では,2024(令和6)年7月31日(水),HB-E300系「ひなび」を用いた団体臨時列車「はづのへハラッチェ ひなび」が八戸線(八戸—久慈間)で運転されました.
列車名は南部訛りで八戸を表す「はづのへ」,南部弁で満腹を意味する「はらつぇ」,イタリア語でありがとうを意味する「グラッチェ」を組み合わせた造語で名づけられ,同列車オリジナルのヘッドマークも取り付けられました.
車内では,地元の食材を使った弁当・地酒の提供や,南部弁での沿線紹介などが開催され,久慈行きの往路では,途中の種差海岸駅で乗客が下車.新鮮な雲丹と地酒の振る舞いと種差海岸芝生地の観光が行なわれたようです.
同車両は「リゾートあすなろ」として運行していた際に入線の実績がありますが,「ひなび」として改装されてからは八戸線でのはじめての運行となりました.「ひなび」は八戸線で活躍していたキハ40系がまとっていた通称「盛岡色」と呼ばれる,白地に赤ラインの配色を採用しており,八戸線内では久々の盛岡色ふうの列車の運行となりました.
写真:鮫—陸奥白浜間にて 2024-7-31
投稿:葛西 翔大朗