予讃線松山駅付近の鉄道高架化は事業延長約2.4kmで，事業主体である愛媛県と協力し，2009（平成21）年の都市計画事業認可以降，「JR松山駅付近連続立体交差事業」としてJR四国が高架線工事を進めてきた．高架化が完成すると，事業区間内の8ヵ所の踏切が廃止される．

写真：JR四国8000系リニューアル車　　編集部撮影　　多度津工場にて　　2023-12-5（取材協力：JR四国）

　高架化にともない，9月21日（土）22時40分ごろから22日（日）5時ごろにかけては，事前切替工事を行なうため，9月21日（土）22時40分ごろから最終列車までの間，特急列車は予讃線伊予北条—松山間，普通列車は予讃線 堀江—松山間で列車を部分運休とする．あわせて同区間では，バス・ジャンボタクシーによる代行輸送を行なう．詳しくは，JR四国ニュースリリースに掲載されている．
　9月28日（土）深夜から29日（日）早朝にかけては，線路切替工事を実施し，松山駅を発着する一部列車を部分運休とする．部分運休となる列車や代行輸送の詳細については，後日改めて発表される．

　また，JR四国ステーション開発が運営する高架下の商業エリアについては，エリア名称を「JR松山駅だんだん通り」と決定した．
　名称については，伊予弁で「ありがとう」を意味する「だんだん」＝「感謝」と松山駅施設の「通り」をとおって，愛媛のさまざまな場所や人を紡ぐ場所になりたいという思いが込められている．
　開業日は高架線への切替日と同じく9月29日（日）とし，開業日のオープン時間やイベント，「JR松山駅だんだん通り」の詳細については，後日改めて発表される．

画像はすべてJR四国ニュースリリースから