東急電鉄は,踏切道や駅構内に設置されている監視・防犯カメラの映像を用いて,AI画像解析技術を活用した安全性向上に関する実証実験を実施すると発表した.
これは,列車の運行に影響を及ぼす可能性がある踏切道で発生した危険な行動や運転士,駅係員の業務支援につながる特定の事象を検知することで,乗客の安全性向上,安定輸送の確保を目指すもの.
踏切においては,踏切監視カメラ映像から長時間滞在などの特定事象をAI画像解析技術で検出する.また駅構内においては,設置された防犯カメラ映像からAIが駆け込む乗客,バリアフリー案内を行なう駅係員など特定事象を検出する.
実施期間は2024(令和6)年6月18日(火)から2025(令和7)年3月31日(月)までの予定で,踏切での実験場所は,東横線の都立大学—自由が丘間にある「都立大学1号・2号踏切」で,駅については決まり次第,実験を行なう駅にポスターなどを掲示する.
一部画像は東急電鉄ニュースリリースから