JR北海道は,札幌駅全体のリニューアル計画を発表した.
札幌駅は高架化から35年以上が経過し,設備の老朽化が進んでいることから,現在実施している新幹線工事にともなう改修を契機に,インバウンド需要の回復への対応や,新幹線札幌延伸を見据えた北海道の新たな玄関口として相応しい駅を目指す.
2024(令和6)年度に行なう工事では,駅北側の外観改良と改札内トイレの移転と改修,駅機能の再配置やエキナカの商業施設の拡大などを進める.
駅北側の外観改良については,「サツエキ×ヒトトキ」をデザインコンセプトに,駅を訪れる人(ヒト)の時間(トキ)を憩える(ヒトトキ)空間となるよう,ガラス面を多く採用することでホーム空間を明るくし,ホームからは広場を眺められるようにする.
1階はレンガの暖かみと憩える滞留空間を創ることで,広場と一体となる空間を創出する.また,新幹線駅と接続するホーム階は新幹線駅と連続したデザインとする.
改札内のトイレについては1ヵ所に集約する.キッズトイレなどを新たに整備し,現在よりも利用しやすく,明るい清潔なトイレに改修する.
エキナカ商業施設の開発については,改札口南側に商業ゾーンを集積し,北海道の魅力を発信するエキナカ商業施設にリニューアルする.
2025(令和7)年度以降の工事概要については計画中のため,決まり次第改めて発表される.
画像はすべてJR北海道ニュースリリースから