京阪電気鉄道は,2024(令和6)年4月20日(土)から,「紫式部・源氏物語×京阪グループ」ラッピング電車を運転すると発表した.
ラッピングが施されるのは700形1編成(705-706号車)で,大津の京阪グループ各施設をめぐる紫式部をイメージした4種類の絵が描かれており,京阪グループである琵琶湖ホテルの従業員がデザインを担当している.
2024(令和6)年4月20日(土)から当面の間,石山坂本線の石山寺—坂本比叡山口間で運転される.
運転初日の4月20日(土)には,ラッピング電車の運行開始を記念して,京都から逢坂山を越えて石山寺へ向かう紫式部のあしあとをたどる特別列車を運転する.運転時刻は四宮11:20発→石山寺11:49着で,途中の各駅に停車する.石山寺駅到着後は,石山寺12:08発の定期列車として運転する.
なお,京阪電気鉄道では,紫式部にゆかりが深い滋賀県大津市を走る石山坂本線において,石山寺駅全体を日本の伝統色かつ紫式部をイメージする紫色に変更したほか,駅正面への紫式部図(土佐光起筆 紫式部図 石山寺所蔵)の看板設置,大河ドラマ「光る君へ」ラッピング電車の運転など,ゆかりの地めぐりのPRを行なっている.
画像はいずれも京阪電気鉄道提供