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新幹線の座面シートを使った天童木工コラボチェアがすごい

今，数ある「JRE MALL」の商品の中でもひときわ異彩を放つ商品があります．高いデザイン性と成形合板で有名な高級家具メーカー，天童木工との共同プロジェクトで生まれた，新幹線の座面シートを用いたコラボチェアの第2弾です．

そもそもこの商品は，2022（令和4）年に第1弾が制作されました．きっかけは，当時運行終了が決まっていたE4系「Max」．運行終了にともない，座面シートの交換や補修のためにストックされている予備資材が廃棄処分（資材ロス）になってしまうことがわかったのです．運行終了にともない残されるストックは，端切れのような小さなものではなく，シートそのものです．センター内では，「これを廃棄すること，資材ロスにすることは本当にもったいない．なんとか活用できないか」という意見が出ていました．

■クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」でも採用された
高級家具メーカー「天童木工」とのコラボチェア

そんな時，ひとつの企画が生まれました．そもそも新幹線の座面シート用の生地なのだから，新たに椅子として生まれ変わらせよう，という企画です．

相談したのは，山形県にある天童木工．当時すでに，あのクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」で天童木工の家具は使用されており，さらに新幹線車両のメンテナンスを行なう宮城県のJR東日本新幹線総合車両センターが同じ東北の企業同士という地域のつながりもあります．相談を受けた天童木工の担当者も，なじみのある新幹線のシートを使ったオリジナル商品ということで，「これまでにない価値が生まれる」と手応えを感じ，第1弾の制作が決定しました．

洗練されたデザインの天童木工の椅子に新幹線のシートが張られ，まさに「アップサイクル」という言葉にふさわしい，新しい価値の商品が生まれました．

▲第1弾で制作されたロッキングチェア（E4系「Max」のグリーン車シートを使用）

▲製造はもちろん，成形合板の高い技術力とデザインで国内外に知られている天童木工が製造．

■「E5・E6・E7系座面シート×天童木工」が
何気ない日常空間を特別な空間へと誘う

そしてついに，第2弾が実現しました．今回の目玉は，なんといっても現行車両のE5系・E6系・E7系から自分の好きな座面シートを選び，お好みの椅子をオーダーできるということ．組み合わせはじつに96種類にのぼります．鉄道ファンなら，なじみのある新幹線のシートを使ったオリジナルチェアを自分の部屋に置くことができるなんて，至福の喜びに違いありません．

■鉄道グッズからグルメまで，「JRE MALL」のランキングが面白い

鉄道ファンであれば，一度くらいは「JRE MALL」で買い物をしたことがあるかもしれません．「JRE MALL」では鉄道グッズだけでなく，地元グルメから日用品，お酒に雑貨，スイーツ，鉄道体験コンテンツやふるさと納税まで，さまざまな人気商品を取り扱っており，「JRE MALL」限定商品も購入可能．非常に充実した商品ラインナップです．