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JR北海道,国と北海道の支援によるH100形を新たに4両追加
〜2024年2月から順次運転開始へ〜

JR北海道,国と北海道の支援によるH100形を新たに4両追加

▲室蘭線ラッピング

JR北海道は,国(鉄道・運輸機構)と北海道の支援によるH100形を新たに4両追加し,2024(令和6)年2月から順次運転を開始すると発表した.

 車両は,1両あたり約2.8億円(計約11.4億円)で北海道高速鉄道開発(道高速)が取得し,JR北海道が無償貸与を受けるもので,外装は1両ずつ線区の特色をアピールするラッピングを施す.2023(令和5)年度は,室蘭本線・日高本線,根室本線,宗谷本線に導入する.
 「室蘭線ラッピング」(H100-84)は,空知で産出した石炭を室蘭港から運び出す目的で敷設された「室蘭線のルーツ」を石炭車のデザインで表現している.

JR北海道,国と北海道の支援によるH100形を新たに4両追加

▲日高線ラッピング

 「日高線ラッピング」(H100-85)は,旧国鉄一般気動車標準色をベースに,日高と胆振の共通項である「アイヌ文化」と「馬産地」を表現している.

JR北海道,国と北海道の支援によるH100形を新たに4両追加

▲根室線ラッピング

 「根室線ラッピング」(H100-86)は,沿線市町の四季折々の景色や名物を賑やかに盛り込んだデザインで表現している.

JR北海道,国と北海道の支援によるH100形を新たに4両追加

▲宗谷線ラッピング

 「宗谷線ラッピング」(H100-87)は,鉄道と天塩川を直線や交わりで表現し,ラインは沿線を表現した幾何学模様をモチーフにしている.
 内装は観光列車としても使用できるよう,通常のH100形から変更する.座席シート生地のデザインには,タンチョウやエゾマツなど,北海道の自然や風景をイメージした絵柄を採用する.車内に設置するテーブルには,北海道産のタモ材を使用し,つり手にも木材を使用して,より北海道の自然を感じられるように変更する.

JR北海道,国と北海道の支援によるH100形を新たに4両追加

▲車内イメージ(左)と座席シート生地のデザイン

 「室蘭線ラッピング」と「日高線ラッピング」は室蘭本線 長万部—苫小牧間・室蘭—東室蘭間,「根室線ラッピング」と「宗谷線ラッピング」は宗谷本線 旭川—名寄間・石北本線 旭川—網走間・釧網本線 網走—緑間・富良野線 旭川—富良野間でそれぞれ定期列車として運行し,今後,観光列車としても活用する.このうち,上川—網走間・網走—緑間は,3月16日(土)のダイヤ改正以降に運転を開始する予定.
 H100形のラッピング車両は,今回の追加導入により合計8両となる.

画像はいずれもJR北海道ニュースリリースから

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