野岩鉄道では,リニューアル工事により,2023(令和5)年2月に東武鉄道南栗橋車両管区春日部支所へ回送されていた,6050型61103編成が,2023(令和5)年12月19日(火)夜,同支所から新藤原まで返却回送され,同駅鬼怒川公園方(野岩鉄道本社社屋前)にある留置線に入りました.
同編成は,老朽個所の改修による延命工事と観光列車仕様へのリニューアル工事を目指して,2022(平成24)年8月10日から10月7日にかけて,工事費用をクラウドファンディングを通じて募り,当初の目標金額1500万円を上回る約2184万円の寄付が集まったことで,無事リニューアル工事に着手することとなりました.
しかしながら,予想を超えた老朽箇所が発覚したことに加え,諸手続きに相当な時間を要し,当初予定していた2023(令和5)年夏ごろから約4か月ほど遅れて,野岩鉄道へ戻り,61102編成(写真右)と久方ぶりの対面を果たしました.
今後は,営業運転復帰に向けた準備作業に着手するものと思われ,動向が注目されます.
写真:新藤原にて(ホームから撮影) 2023-12-20
投稿:大塚 真