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JR東海,中央新幹線 品川—名古屋間の工事完了予定時期を「2027年以降」に変更へ

JR東海 L0系改良形試験車

写真:JR東海L0系改良形試験車  目黒義浩撮影  山梨リニア実験センターにて  2020-10-19 (取材協力:JR東海)

JR東海は,全国新幹線鉄道整備法(全幹法)第9条にもとづき,中央新幹線 品川—名古屋間の工事実施計画と変更の認可について,国土交通大臣あてに申請することを決定したと発表した.
 今回は,工事実施計画のうち残る認可にかかる項目である駅・車両基地の建築工事や設備工事,車両などを「工事実施計画(その3)」として申請する.あわせて,これまでに認可を受けた項目については,設計検討と調査の深度化,協議と工事の進ちょくなどを踏まえ,工事予算や工事の完了の予定時期などの変更を申請する.
 品川—名古屋間の工事費は,「工事実施計画(その2)」で認可を受けた4兆8536億円に,残る認可にかかる項目である駅・車両基地の建築工事や設備工事,車両などの費用を追加する.また,難工事への対応や地震対策の充実,発生土活用先の確保などにともなう増額を見込み,2021(令和3)年4月27日に公表した「中央新幹線品川・名古屋間の総工事費に関するお知らせ」における見通し額である7兆482億円へと変更する.なお総工事費は,「工事実施計画(その2)」時点の5兆5235億円から,7兆482億円となるが,2021(令和3)年4月27日に公表した見通し額からは変更しない.
 工事の完了の予定時期については,南アルプストンネル(静岡工区)のトンネル掘削工事に未だ着手の見込みが立たない状況を踏まえ,「2027(令和9)年」から「2027(令和9)年以降」に変更する.工期の見通しが立った段階で,改めて工事の完了の予定時期の変更申請をする予定としている.
 詳しくは,JR東海ニュースリリースに掲載されている.

※写真はイメージです.

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