JR東日本は,2024(令和6)年春から,首都圏と房総方面を結ぶ特急列車を全車指定席として運転すると発表した.
対象となるのは,“しおさい”(東京—佐倉・成東・銚子間),“わかしお”(東京—茂原・上総一ノ宮・勝浦・安房鴨川間),“さざなみ”(東京—木更津・君津間)で,利用の多い日を中心に運転している“新宿わかしお”・“新宿さざなみ”も含まれる.具体的な実施時期や運行ダイヤなどの詳細については,改めて発表される.
特急料金は全車指定席化にあわせて,現行の自由席特急料金と指定席特急料金のほぼ中間の料金に設定する.また乗車日・区間・列車・座席が指定された「指定席特急券」のほかに,普通車指定席については,乗車日・区間のみを指定し,列車・座席を指定しない「座席未指定券」も販売する.「座席未指定券」は,駅または車内でのみで販売し,発売額は指定席特急券と同額となる.
同時に,スマートフォンで指定席特急券が購入できる「えきねっとチケットレスサービス」を開始するほか,サービス開始前後で,「えきねっとチケットレスサービス」スタート記念キャンペーン(2024年春〜6月30日)と「えきねっとトクだ値(チケットレス特急券)」40%割引キャンペーン(2024年1月9日乗車分〜2024年春乗車分)を実施する.
画像はJR東日本提供