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特集 国鉄特急形電車ストーリー
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阪急京都線に新形特急車両2300系を導入
〜神戸線・宝塚線には新形通勤車両2000系を導入〜

阪急京都線に新形特急車両2300系を導入

阪急電鉄では,京都線の新形特急車両として「2300系」を,また神戸・宝塚線の新形通勤車両として「2000系」をそれぞれ新造し,2024(令和6)年夏から順次運用を開始すると発表した.車両のモデルチェンジを行なうのは,2013(平成25)年以来11年ぶりとなる.

阪急京都線に新形特急車両2300系を導入

▲2300系車両の内装イメージ

 開発コンセプトは「安心と快適,そして環境に配慮した新しい阪急スタイル」とし,外観は,マルーンとアイボリーの車体色および直線的なデザインを継承しながら,時代の先端を行く阪急電車のイメージにふさわしい「疾走感」を醸し出すため,前面の窓ガラスに曲線を取り入れた新しいデザインとする.

阪急京都線に新形特急車両2300系を導入

▲2000系車両の内装イメージ

 内装は,木目調の化粧板やゴールデンオリーブ色の座席といった阪急車両の伝統を踏襲し,落ち着いた車内環境を提供する.また,ロングシート端部の袖仕切りを半透明の素材に変更し,開放的な空間とする.
 すべての利用者にとってやさしい移動空間を提供できるよう,先頭車両の車いすスペースは拡大し,つり手の高さを下げ,つり革の色を色覚の多様性にも配慮したものに変更するなど,バリアフリー設備を充実させる.

阪急京都線に新形特急車両2300系を導入

▲ 大阪方の先頭車両の車いすスペース・優先座席のイメージ

 あわせて省エネルギー性能・静音性に優れたインバータ式空調装置や空気清浄機を阪急電鉄で初めて採用するほか,防犯カメラの設置や握り棒を増設するなど,より安心かつ快適な車内空間とする.また,最新の高効率な半導体素子を用いた制御装置を採用することで,既存車両と比較して消費電力量を約60%削減する.
 なお,京都線用の2300系では,大阪方から4両目に阪急電鉄では初めてとなる座席指定サービスを導入する.

画像はいずれも阪急電鉄ニュースリリースから

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