鉄道・運輸機構(JRTT)は,北陸新幹線 敦賀駅の駅舎建築工事が2023(令和5)年9月をもって完了したと発表した.これにより,金沢—敦賀間の6駅すべての駅舎建築工事が完了したこととなる.
北陸新幹線の敦賀駅は,2021(令和3)年9月から本格的な駅舎の建築工事が進められ,敦賀市提案のデザインコンセプトである「空にうかぶ〜自然に囲まれ,港を望む駅〜」を表現した駅舎となる.
駅舎の高さは約37mで,新幹線と在来線を結ぶ重要な乗換駅となるため,駅構造は上から順に新幹線ホーム(島式2面4線),乗換コンコース,在来線特急ホーム(島式2面4線)の3層構造になっている.また,乗換の利便性に配慮した昇降設備として,エスカレータ26基,エレベータ6基を設置したほか,乗換改札機19通路を備えた整備新幹線最大規模の駅となる.
今後は設備(電気・機械)工事や総合監査・検査を進め,引き続き開業に向けた準備が進められる.
画像提供:JRTT鉄道・運輸機構