伊勢鉄道では,2023(令和5)年8月下旬から,イセⅢ形に「国鉄伊勢線開通50周年記念・2023日本グランプリ記念」ラッピングをほどこし,ヘッドマークを取り付けて運転しています.
これは,伊勢鉄道の前身である旧国鉄伊勢線が1973(昭和48)年9月1日(土)に開通し,今年2023年で50年を迎えることから,これを記念して実施されたものです.ラッピングはイセ102,イセ103に施され,ヘッドマークはイセ101,イセ104に取り付けられています.
なお,2023年9月22日(金)から24日(日)までは,伊勢鉄道・鈴鹿サーキット稲生が最寄り駅となる鈴鹿サーキットで,「2023 FIA F1世界選手権シリーズ Lenovo 日本グランプリレース」が開催されており,これにともなう多客輸送対応として,伊勢鉄道普通列車の一部で増結運転(イセⅢ形2両連結運転)を実施するため,下り方(津方)に貫通幌を取り付けています.イセⅢ形は,ふだんは1両ワンマン運転のため,車両前後(上り方,下り方)のいずれにも貫通幌が取り付けられておらず,今回,鮮やかなラッピングとともに,ふだんとは異なる珍しい表情での走行となりました.
写真:中瀬古にて 2023-9-22
投稿:志摩 敬