2024(令和6)年3月16日(土)に開業予定の北陸新幹線 金沢—敦賀間では,建設した鉄道施設を確認する監査・検査が進められているが,2023(令和5)年9月23日(土祝),新幹線車両が福井県に初めて入線し走行試験を開始した.
走行試験の開始にあわせて,初入線歓迎式典が北陸新幹線芦原温泉駅で開催され,9時45分に,JR東日本のE926形「East-i」が同駅に到着した.
式典には,主催する実行委員会会長の杉本達治・福井県知事をはじめ,関係者約80名が参加し,初入線車両の歓迎や主催者・来賓などの挨拶,くす玉開披を行なった.
式典挨拶で杉本達治・福井県知事は「福井県内に初めて新幹線が入ってきて,これまで北陸新幹線にかけてきた先人の努力や想いが着実に実を結びつつあり,非常に感慨深い」とし,「開業まで残り半年間,一層高まるであろう県民の期待や機運とともに,開業を万全の状態で迎えられるよう,県内外のプロモーションやおもてなし,二次交通の整備など開業準備を加速させ,100年に一度のチャンスである福井・敦賀開業を確実に本県の飛躍につなげていく」と述べた.
今後,9月26日(火)にはW7系が福井県内で初めての走行試験を行なうほか,10月1日(日)には,県内の新幹線駅4駅において,W7系の歓迎セレモニーが予定されるなど,延伸開業に向けて機運が盛り上がりをみせている.
写真はいずれも福井県 未来創造部 新幹線・交通まちづくり局 新幹線建設推進課提供