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大阪市高速電気軌道,北港テクノポート線(コスモスクエア—夢洲間)の第二種鉄道事業許可を申請

大阪市高速電気軌道400系

写真:大阪市高速電気軌道400系  編集部撮影  緑木車両工場にて  2022-12-7(取材協力:大阪市高速電気軌道)

大阪市高速電気軌道は鉄道事業法第4条にもとづき,北港テクノポート線(コスモスクエア—夢洲間/3.2km)に中央線が乗り入れる第二種鉄道事業許可を国土交通大臣に申請したと発表した.

 中央線は,2025(令和7)年に夢洲(ゆめしま)地区で開催される大阪・関西万博会場へ直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルートであり,大阪・関西万博開催期間中は多くの利用が予想されている.さらに,大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備計画(IR:統合形リゾート)の認定が行なわれ,そのアクセス路線としても位置付けられている.開業目標は,2024(令和6)年度末ごろを目標としている.

大阪市高速電気軌道,北港テクノポート線(コスモスクエア—夢洲間)の第二種鉄道事業許可を申請

▲路線計画図

 また,北港テクノポート線(コスモスクエア—新桜島(仮称)間)を第一種鉄道事業免許区間としていた大阪港トランスポートシステム(OTS)では,コスモスクエア—夢洲間について,大阪市高速電気軌道に鉄道線路を使用させるよう,鉄道事業法第四条第1項第八号記載の部分について,事業基本計画などの変更認可の申請を行なった.
 コスモスクエア—新桜島(仮称)間は,夢洲における埋立工程の⾧期化などにより整備を休止していたが,大阪・関西万博会場へのアクセスやIR計画にともない,コスモスクエア—夢洲間を先行して整備することとなった.
 この区間について,OTSが旅客輸送する場合には,新たにOTS単独の運行管理や保守管理に対する経費が必要となり,それらを補うための初乗り運賃が必要となる.しかし,すでにコスモスクエアまでの旅客輸送を行なっている大阪市高速電気軌道であれば,既設地下鉄区間と一体的に運営することが可能であり,運賃も低く抑えることができることから,変更認可の申請に至った.

一部画像は大阪市高速電気軌道ニュースリリースから

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