JR九州では,2023(令和5)年8月20日(日),門司港—豊後森間でキハ220形を使用した団体臨時列車が運転されました.
これは,九州鉄道記念館の開館20周年を記念して運転されたもので,九州鉄道記念館の宇都宮照信副館長が発案したものです.この団体臨時列車は,往路と復路で走行する路線が異なり,往路では,折尾(黒崎)から筑豊本線に入って原田まで走行し,そこから鹿児島本線・久大本線を経由したのに対し,復路では,久留米到着後,鹿児島本線をそのまま北上する走行ルートとなりました.豊後森到着後も,豊後森機関庫や豊後森機関庫ミュージアムを見学できるようになっており,ツアー全体を通じて,九州の鉄道の歴史に触れることができるものとなっていました.
車両は,大分車両センター所属のキハ220-1101とキハ220-202の2両で,とくにキハ220-1101は大村線の快速「シーサイドライナー」の塗装で残る最後の車両となっており,沿線でも注目を集めていました.
写真:豊後中川—天ヶ瀬間にて 2023-8-20
投稿:麻生 航太郎