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名鉄,運転士用タブレット端末の使用を開始

名鉄,運転士用タブレット端末の使用を開始

▲タブレットを用いた運転のイメージ(左)とアプリ画面イメージ

名古屋鉄道は,運転士業務用アプリを搭載したタブレット端末を,導入すると発表した.

名鉄,運転士用タブレット端末の使用を開始

 運転士業務用アプリはメイテツコムと共同開発したもので,従来の紙製運転士用時刻表を廃止し,タブレット端末に運転士用時刻表データを配信する.これにより,輸送障害時においても迅速な案内や対応を実現するとともに,紙の使用量を削減する.

名鉄,運転士用タブレット端末の使用を開始

 あわせて,既存の車掌用タブレット端末に搭載されている情報共有アプリを,運転士用タブレット端末にも搭載する.これにより,運転士自身が現場の写真や動画を即座に社内で共有できるようになり,車掌が乗務していないワンマン列車においても,異常時における情報共有の迅速化・正確性の向上を図る.さらに音声翻訳アプリや筆談アプリなども搭載し,鉄道を安心して利用できる環境を目指す.

名鉄,運転士用タブレット端末の使用を開始

 運転士用タブレット端末は2023(令和5)年8月17日(木)から順次導入し,2023(令和5)年度中に築港線を除く全線で使用を開始する.導入台数は約500台としている.
 今後は,運転士用タブレット端末の機能を拡充するため,GPSを活用した運転士支援機能や情報伝達機能などを順次開発・搭載し,輸送品質の向上を図る.また運転士用タブレット端末の導入にあわせて,既存の車掌用タブレット端末の導入線区を全線に拡大するとともに,紙製の車掌用時刻表についても電子化する.

画像はいずれも名古屋鉄道提供

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