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東海道新幹線,10月31日をもって車内ワゴン販売を終了 〜11月1日から新しい車内サービスを開始〜

JR東海 N700S量産車

写真:JR東海N700S量産車  目黒義浩撮影  小田原—熱海間にて  2020-10-25

JR東海は,東海道新幹線の“のぞみ”・“ひかり”の全号車で実施している車内ワゴン販売を2023(令和5)年10月31日(火)をもって終了し,翌11月1日(水)から新しい形態のサービスを導入すると発表した.

 これは,駅周辺店舗の品揃えの充実や飲食の車内への持ち込みの増加,静粛な車内環境を求める意見,また将来にわたる労働力不足への対応などをふまえて実施するもので,11月1日(水)以降はグリーン車や多目的室(11号車)で,乗客の困りごとや呼び出しに,より応えられる接遇を中心として,モバイル端末を取り入れた新しい取組を開始する.

東海道新幹線,10月31日をもって車内ワゴン販売を終了

▲「東海道新幹線サポートコールサービス」(画像左)と「東海道新幹線モバイルオーダーサービス」の画面イメージ

 グリーン車の利用者向けとして「東海道新幹線サポートコールサービス」と「東海道新幹線モバイルオーダーサービス」を開始する.「東海道新幹線サポートコールサービス」は,乗客の困りごとや呼び出しに,これまでの巡回中の乗務員への声掛けに加え,各自のモバイル端末でグリーン車の各座席に貼付されたQRコードを読み取ることで,乗務員の呼び出しができる.
 「東海道新幹線モバイルオーダーサービス」は,各自のモバイル端末でグリーン車の各座席に貼付されたQRコードを読み取り,食事や飲み物を注文することで,パーサーが座席まで届ける(“こだま”除く).

東海道新幹線,10月31日をもって車内ワゴン販売を終了

▲新たなサービスのイメージ

 また,グリーン車・普通車での新たなサービスとして,「東海道新幹線多目的室案内サービス」を開始する.これは,授乳などに利用できる多目的室(11号車)の扉に貼付されたQRコードを読み取ることで,乗務員の呼び出しができ,多目的室をよりタイムリーに利用できるようになる.
 車内ワゴン販売の終了にともない,車内ワゴン販売でニーズの高かったドリップコーヒーやアイスクリームなどについては,ホーム上などに設置する自動販売機でのラインナップを増やし,順次拡充することで,乗車前に購入しやすくする.自動販売機は,11月1日(水)までに東海道新幹線“のぞみ”停車駅のホームなどに設置し,そのほかの駅についても拡大を検討する.自動販売機の具体的な設置場所は,後日WEBサイトに案内図を掲載する.
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です.

東海道新幹線,10月31日をもって車内ワゴン販売を終了

▲パーサーの制服リニューアルのイメージ

 このほか,10月1日(日)にはパーサーの制服リニューアルを予定している.これは,パーサーが新幹線の車内外で乗客の案内や手伝いがしやすいよう,機能性と品質に優れた新制服とするもので,新たにパンツスタイルを導入するほか,一部アイテムやカラーについてパーサーが各自で選択できるようにする.

一部画像はJR東海ニュースリリースから

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