西日本鉄道は,西鉄天神大牟田線 試験場前駅の駅名称を「聖マリア病院前駅」に変更すると発表した.
駅名変更は,聖マリア病院からの要望により実現したもので,駅名称を変更することで分かりやすさの改善や利便性・サービスの向上を図る.駅名称変更の実施時期は,桜並木駅の開業と同じく2024(令和6)年3月を予定している.なお最寄りバス停「試験場前」についても名称が変更される予定.
駅名称に採用する「聖マリア病院」は,駅から徒歩5分の場所に位置し,地域医療支援病院・災害拠点病院・救命救急センター・周産期母子医療センターとして,津福本町を拠点に地域の医療機能を担っている公共性・公益性の高い医療機関である.また,久留米市を中心とした筑後・佐賀の地域医療のみならず,DMAT災害派遣や国際協力活動も行なっている.
試験場前駅は,西鉄天神大牟田線の前身である九州鉄道時代の1933(昭和8)年に開設された駅で,駅名称は,当時駅前に存在していた工業試験場(現福岡県工業技術センター/筑紫野市)に由来するもの.2004(平成16)年には花畑駅周辺の連続立体交差事業にともない高架駅となったほか,筑後方面からの路線バスの交通結節機能も有しており,通学・通勤・通院など日ごろから多く乗降客がある.
写真は,にしてつグループ提供