西武鉄道は,列車内の犯罪抑止やセキュリティ向上を目的に,2025(令和7)年度末までに全車両(175編成・1223両)に車内防犯カメラを設置すると発表した.
西武鉄道では,これまで新造車両へ記録式車内防犯カメラの設置を進めてきたが,今後は記録式カメラ未設置の既存車両を中心に,リアルタイムに映像を確認できる「通信式カメラ」を設置し,2025(令和7)年度末までに保有車両への車内防犯カメラ設置率100%を目指す.
「通信式カメラ」は,地上側(司令所など)で映像を確認できるもので,犯罪・迷惑行為の抑止になるほか,トラブル発生時はリアルタイムで映像を確認できるため,速やかな情報の把握や対応が可能になるとしている.なお,カメラ設置車両にはお客さまへの周知のため,ステッカーを貼付する.
また,すでに記録式カメラが設置済の車両は,2026(令和8)年度末までに通信式カメラに置き換える.さらに,カメラの設置計画にあわせて,新たなサービスなどとの連動を視野に入れた取組を進める.
車両数は2023(令和5)年6月30日(金)現在の情報です.
画像はいずれも西武鉄道提供