JR西日本では,金沢総合車両所所属の413系B05編成と415系C10編成が,2023(令和5)年7月6日(木)に,金沢総合車両所松任本所から金沢総合車両所まで,2023(令和5)年7月10日(月)未明から朝にかけて,金沢総合車両所から吹田総合車両所まで配給輸送されました.
金沢総合車両所松任本所—金沢総合車両所間は,413系B05編成に中間連結器が装着され,金沢総合車両所富山支所所属のDE10 1116が,金沢総合車両所—吹田総合車両所間は,吹田総合車両所所属で双頭連結器を装備するクモヤ145-1051が控車として連結され,網干総合車両所宮原支所所属のDD51 1192が,それぞれけん引しました.
2021(令和3)年3月13日(土)のダイヤ改正で,北陸本線と七尾線での413系・415系の運用が,すべて521系に置き換えられたことにより,その後は運用を離脱し,金沢総合車両所松任本所に留置され,順次,解体のため吹田総合車両所に配給輸送されてましたが,413系に関しては,今回,B05編成が配給輸送されたことにより,あいの風とやま鉄道,えちごトキめき鉄道に譲渡された車両を除き,JR西日本内ではすべて消滅することになります.
また,415系に関しても,C07編成とC08編成の2編成が残ることになりますが,2024(令和6)年春の,北陸新幹線敦賀延伸開業による北陸本線(金沢—敦賀間)の並行在来線経営移管にともない,金沢総合車両所松任本所が閉鎖されることから,残る2編成もそれまでに,吹田総合車両所へ解体のため,配給輸送されるものと思われます.
写真:近江中庄—近江今津間にて 2023-7-10
投稿:橋本 淳