宇都宮市・芳賀町・宇都宮ライトレールは,芳賀・宇都宮LRT(宇都宮駅東口—芳賀・高根沢工業団地前間/14.6km)の開業日を,2023(令和5)年8月26日(土)に決定したと発表した.
芳賀・宇都宮LRTは,路面電車としては国内で75年ぶりとなる開業で,路面電車がない都市にLRTを新設して開業するのは,国内で初めてとなる.開業日当日(8月26日)は,宇都宮駅東口停留場で発車式を開催し,一般の乗車は,式典終了後の15時以降の予定.
開業後の一定期間は運賃収受などで時間を要することから,普通列車のみの運転とし快速列車は設定しない,これにより,宇都宮駅東口—芳賀・高根沢工業団地前間の所要時間は,当初の予定よりも長い40分台後半を見込んでいる.
運転間隔はピーク時で約8分,オフピーク時で約12分とする.運賃は初乗り150円〜400円の「対距離制」とし,定期券の割引については,通勤定期で約4割,通学定期で約5割とする.
2023(令和5)年6月2日(金)から2024(令和6)年3月31日(日)までは開業記念事業期間として,開業記念ムービーの公開や各種ツールによるプロモーション,事前イベント(ライトラインレールウォーク,ライトラインフラッグ寄せ書き など)のプレイベントに加え,開業後1ヵ月程度についても,沿線においてスペシャルマンスリー(関連イベント)を実施する.
事業期間の象徴として,記念ロゴマークが制定された.このロゴマークは,芳賀・宇都宮LRTの開業にあたり,「まち全体が開業を祝福する」の考え方をもとに,まちの東西を象徴する施設や地域資源に応援されながら走るライトラインを描いている.また,芳賀・宇都宮LRT事業トータルデザインコンセプト「雷都を未来へ」から,「雷」や「恵みの稲穂」の要素を取り入れたデザインとなっている.