京成電鉄は,2023(令和5)年4月1日(土)から,千葉県内の太陽光発電など,再生可能エネルギー由来の環境価値を活用し,“スカイライナー”全便を対象にCO2排出量実質ゼロで運行すると発表した.
京成グループでは,2016(平成28)年2月に千葉市緑区(千原線ちはら台駅北側)に京成電鉄ちはら台太陽光発電所を設置するなど,地球温暖化対策に取り組んできている.
“スカイライナー”の運行に係る電力相当については,東京電力エナジーパートナーの電力供給プランを使用し,京成電鉄ちはら台太陽光発電所を含む千葉県内の再生可能エネルギー由来のトラッキング付FIT非化石証書を用いることで,沿線エリアにおける太陽光発電をはじめとした千葉県内の再生可能エネルギー由来の電力へ実質的に置き換える.この取組により,年間約9000トンのCO2排出量を削減できる見込みとしている.
トラッキング付FIT非化石証書とは,固定買取価格制度(FIT制度)の適用を受けた電源の発電量から環境価値を取り出して証書化したものに,特定の電源種(再生可能エネルギー)や発電所所在地などの付加価値的な属性情報を紐づけたもの.2023(令和5)年度分では,京成電鉄ちはら台太陽光発電所(京成ソーラーパワー),SGET千葉ニュータウンメガソーラー(SGET千葉ニュータウンメガソーラー),よみうりランド船橋競馬場太陽光発電所(よみうりランド),株式会社レクスポート袖ヶ浦太陽電池発電所(レクスポート)の4ヵ所が指定されている.
画像はいずれも京成電鉄ニュースリリースから