伊勢原市と小田急電鉄は,「持続可能なまちづくりを推進する連携協定」を締結したと発表した.
これは,伊勢原市が進める「都市計画道路田中笠窪線整備事業」と,小田急電鉄が進める「新たな総合車両所の建設計画」の実現に向けて相互に連携するもの.
伊勢原市都市マスタープランでは,都市づくりの基本的な考え方を「集約型都市(コンパクトシティ・プラス・ネットワーク)」,「様々な都市活動の場所として選択される都市」とし,将来都市像では,既存産業の活性化や新規企業の立地などで「ひと」や「もの」の動きが活発になり,市内での就労の場が充実した,未来へ向かう活力あふれる都市を目指している.
小田急電鉄では,鉄道事業の基幹施設として車両の検査・修理を担う「大野総合車両所」が老朽化していることから,鉄道運行の安全・安定性確保を図るとともに,環境への配慮や持続可能な運営体制を見据えた次世代形メンテナンスシステムを導入した新たな総合車両所の建設を市内に計画している.
これらは,鉄道・道路による交通ネットワークの充実や新たな産業都市軸の形成など,集約型都市づくりを推進する活力のネットワークの形成に寄与するものであることから,両者のパートナーシップにより,近未来のスマートモビリティ社会へ向け,新たな産業都市軸の形成やスマート新駅の検討など,持続可能なまちづくりの実現に取り組むとしている.
特記以外の画像は小田急電鉄提供