鉄道・運輸機構(JRTT)は,北陸新幹線敦賀延伸にともない開業する敦賀駅について,2023(令和5)年2月15日(水)までに,一部の仮設設備を除いて東西両面の外部足場を解体すると発表した.これにより整備新幹線で最大規模となる駅外観が姿を現すとともに,金沢—敦賀間の6駅すべてにおいて,外観の全景が現れることとなる.
敦賀駅は,「空にうかぶ〜自然に囲まれ,港を望む駅〜」をデザインコンセプトとし,煌めく大海か ら未来へ飛翔する駅となることを目指して工事が進められてきた.
北陸新幹線の敦賀駅は島式2面4線で,ホーム延長は312m,駅舎の高さは約37m,駅舎の幅は約44mとなっている.コンコースは,天井全体を北前船の帆をイメージした浮遊感のあるデザインとし,広いコンコース空間に相応しいスケール感の大きなデザインとなるよう工夫されている.ホームの床は,甲板をイメージした木彫タイルで仕上げ,待合室は船をモチーフとしたデザインとしている.
また,鉄道・運輸機構(JRTT)の公式YouTubeチャンネルでは,「北陸新幹線・小松駅バーチャルツアー」の動画を公開した.
動画は工事を担当する職員のレポートにより紹介するもので,「慣れ親しんだ霊峰白山の雄大な山並みを表現した外観と,歴史と未来を融合する伝統工芸品や地場産材を使った小松らしさを感じられる空間」が見どころとなっている.
画像提供:JRTT鉄道・運輸機構