JR西日本では，2023（令和5）年2月8日（水），岡山地区（岡山・備後エリア）向け227系500番台R1編成（クモハ227-526＋クモハ226-526），R2編成（クモハ227-527＋クモハ226-527），R3編成（クモハ227-528＋クモハ226-528）が，製造元の近畿車輌から出場し，試運転を兼ねて岡山まで回送されました．写真は，R1編成を先頭に神崎川を渡るシーンです．
　227系500番台は，2003（平成15）年に快速“マリンライナー”用として岡山地区に投入された223系5000番台（P編成）以来，約20年ぶりの新形車両となりました．今後，岡山地区（岡山・備後エリア）の老朽化した車両の更新のため，今回出場した編成を含めて2両編成13本，3両編成25本の計38編成101両が順次製造，投入される予定となっています．
　なお，車両愛称は一般公募により，「Urara（うらら）」と命名され，「豊饒」と「穏和」の造語である「豊穏の彩（ほうおんのいろどり）」をコンセプトに，岡山の桃，福山の薔薇，尾道の桜をイメージしたピンクの外装色を採用するなど，上品で明るいデザインとなっています．