JR東日本千葉支社は,駅舎建替工事を行なってきた内房線 太海駅について,新駅舎の供用を2022(令和4)年12月14日(水)から開始すると発表した.
新駅舎は木造地上1階建で,延床面積は約23.18m².「駅から海を眺められる環境を活かし,自然を感じ取ることができる駅」をコンセプトに,電車を待ちながら,駅前広場側からは海を,待合室側からは山を眺めることができる.
構造体に木材を採用することで,潮風による塩害に強い駅とし,壁材にも木材を使用して炭素固定の量を増やし,環境負荷を削減する.周辺の風を取り込み,風が抜けやすい駅形状とすることで,待合室などの温熱環境を改善する.
新駅舎のベンチは,(公社)土木学会・東京大学・會澤高圧コンクリートと連携し,コンクリート3Dプリンタで製作されている.
新駅舎供用開始後も,2023(令和5)年1月ごろまでは関連工事が実施される予定.
写真上:新駅舎 外観(駅前広場側)
写真下:新駅舎 内観(待合室)
写真はいずれもJR東日本千葉支社提供