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東急新横浜線の運行計画の概要を発表

東急電鉄 3020系

写真:東急電鉄3020系  編集部撮影  長津田検車区にて  2019-8-10(取材協力:東急電鉄)

東急電鉄は,2023(令和5)年3月に開業予定の東急新横浜線について,運行計画の概要を発表した.

 運行計画では,東急線内から東海道新幹線へのアクセス強化を図り,東急新横浜線を走行する全列車が東横線または目黒線と直通する.東急新横浜線から東横線へ直通する列車は,すべて急行で運行し,目黒線へ直通する列車は急行と各停で運行する.東急新横浜線内では,全列車が新横浜・新綱島に停車する.

東急新横浜線の運行計画の概要を発表

▲相鉄・東急新横浜線、東横線、目黒線の運行(朝ラッシュ時間帯・上り)について

 平日朝ラッシュ時間帯(おおむね7時台~8時台)の上りダイヤでは,東急新横浜線で1時間あたり最大16本の列車を運行し,このうち4本が東横線へ,12本が目黒線へそれぞれ直通する.また目黒線へ直通する12本のうち最大5本は新横浜駅始発となる.
 東横線では同時間帯において,菊名始発の各停(1時間あたり4本)を,東急新横浜線と直通する急行へ変更する.各駅停車の運行はおおむね4~7分間隔とし,可能な限り運行間隔を均等にすることで利便性に配慮する.
 目黒線では同時間帯において,急行の各停追い越し駅を原則として武蔵小山駅から奥沢駅へ変更することで,急行の日吉—目黒間の所要時間を,現行の22分から20分に短縮する.また奥沢・武蔵小山の各駅で各停を追い越す急行を6本設定することで,日吉—目黒間の所要時間を最大で5分短縮(22分→17分)する.
 日中の東急新横浜線については,1時間あたり6本の列車を運行し,このうち2本が東横線へ,4本が目黒線へそれぞれ直通する.目黒線へ直通する4本のうち2本は新横浜駅始発となる.
 おもな区間の所要時間(終日における最速列車)は,新横浜—目黒間が23分,新横浜—渋谷間が25分,海老名—目黒間が53分,湘南台—渋谷間が51分などとなっている.
 詳しいダイヤや時刻については,今後発表される.東急新横浜線の最新情報については,特設WEBサイトに掲載されている.

東急新横浜線の運行計画の概要を発表

 相鉄新横浜線・東急新横浜線の新横浜駅については,駅付近には大規模な集客施設が複数あることや,新幹線とのアクセスも可能であることから,相鉄線や東急線沿線在住者のみならず,都心部や関西・中京方面からも人の来街が期待できるエリアとなる特性も踏まえ,相模鉄道と東急電鉄が共同で管理・運営する.設置される2つの改札口は,羽沢横浜国大駅寄りの南改札を相模鉄道,新綱島駅寄りの北改札を東急電鉄がそれぞれ運営する.
 このほか,これまで目黒線で実施してきたワンマン運転を,直通する東急新横浜線に拡大する.東急新横浜線との直通にあわせて,2023(令和5)年3月から東横線でもワンマン運転を順次実施する.

一部画像は東急電鉄ニュースリリースから

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