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キヤノン,「EOS R6 Mark II」を2022年12月中旬に発売 〜被写体検出は鉄道車両に対応〜

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キヤノン,「EOS R6 Mark II」を2022年12月中旬に発売

▲「RF24-105mm F4 L IS USM」を取り付けた「EOS R6 Mark II」.

キヤノンは,フルサイズミラーレスカメラの新製品として「EOS R6 Mark II」を2022(令和4)年12月中旬に発売すると発表しました.2020(令和2)年8月に発売された「EOS R6」の後継にあたり,静止画・動画の撮影性能を追求したモデルとなっています.
 大きさは約138.4(幅)×98.4(高さ)×88.4mm(奥行).質量は約670g(バッテリー,カード1を含む),約588g(本体のみ)で,先代モデルの「EOS R6」とほぼ同じとなっています.バッテリーも「EOS R6」と同じ「LP-E6NH」,縦位置バッテリーグリップも「EOS R6」と同じ「BG-R10」です.操作系統は「EOS R6」をベースに電源スイッチを上部右側に移動するなど,一部変更が行なわれています.
 イメージセンサは新開発の有効画素数最大約2420万画素,映像エンジン「DIGIC X」により,高い解像感と常用最高ISO102400(静止画撮影時)の高感度を両立しています.また,ボディー内5軸手ブレ補正機構を搭載しており,レンズ内光学式手ブレ補正機構を搭載したRFレンズとの協調制御により,最高8.0段の手ブレ補正効果を発揮します.連写速度は電子シャッターで最高約40コマ/秒,メカシャッター/電子先幕で最高約12コマ/秒に向上しています.
 動画性能も向上し,6Kオーバーサンプリングによる4K UHD記録のほか,6K RAWの外部記録,フルHDでは180fpsでの記録に対応しています.

〜被写体検出は鉄道車両に対応〜

▲鉄道模型を置いて「EOS iTR AF X」による被写体検出を作動させると,前面の窓ガラスを正確に捉えました.走行する列車にピントを合わせ続ける撮影の強い味方になりそうです.

 AFスピードは0.05秒から0.03秒に短縮し,ディープラーニングを活用したアルゴリズム「EOS iTR AF X」による被写体検出は新たに鉄道車両に対応しました.全体検出のほかスポット検出も設定でき,鉄道車両の場合,スポット検出を選択すると新幹線などノーズの長い車両を撮影する際に運転席付近にピントを合わせることができます.また,検出対象をカメラが自動で選択する「自動」モードも新たに搭載されています.複数の検出被写体がある場合は,意図する被写体を手動で設定することも可能です.
 動画のAFでは検出限定AFを搭載,走行する鉄道車両を撮影する際,被写体となる列車が画面からフレームアウトした場合,AF動作が止まり,ピントが前後するようなことはなくなります.
 オープン価格で,キヤノンオンラインショップでの販売価格は,ボディ単体が39万6000円,「RF24-105mm F4-7.1 IS STM」がセットになったレンズキットが44万円,「RF24-105mm F4 L IS USM」がセットになったレンズキットが55万円となっています(いずれも税込).詳細はキヤノンのWEBサイトをご覧ください.

取材協力:キヤノンマーケティングジャパン

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