佐賀県は,2022(令和4)年10月8日(土),「ロマンシング佐賀列車 出発式」を実施したと発表した.
これは,スクウェア・エニックスの人気ゲームである「サガ」シリーズとのコラボレーション企画「ロマンシング佐賀2022」の県内イベントの開始にあわせて実施されたもので,出発式では,関係者とともに「ロマンシング佐賀列車」16両の運行開始を記念した鏡開きや出発の合図が執り行なわれた.
「ロマンシング佐賀列車」は,唐津線・筑肥線(山本—伊万里)を定期列車として走行する計16両(キハ125形:7両,キハ47形:9両)に,オリジナルのデザインラッピングを施して運転される.
車両デザインは1両ごとに異なり,「サガ」シリーズのイラストレーター・小林智美氏や倉持諭氏のキャラクターイラストに加え,200体を超える「サガ」シリーズのドットキャラクターが描かれている.さらに,今回のために描き下ろした佐賀出身の書道家・江島史織氏の題字や佐賀県内名所のイラスト,佐賀県の名産物のドット画像などが使用されるなど,佐賀と「サガ」が融合したデザインとしている.おもな運転区間は,長崎本線(佐賀—久保田),唐津線(久保田—西唐津),筑肥線(山本—伊万里)で,運転時間は日によって異なる.
唐津駅構内の「えきマチ1丁目唐津」には,2023(令和5)年2月28日(火)までの期間限定で,ロマンシング佐賀のファン交流スペース「ロマンシング佐賀ステーション」をオープンしている.全長約4mの「ロマ佐賀列車 鉄道模型 1/5スケール」や,設置されているボタンで駅メロディも聴ける.また,オリジナルデザインの駅待合ベンチ,限定のカプセルトイなど,ロマ佐賀列車をより楽しく体験できるスペースとなっている. このほかのさまざまなコラボ企画の詳細は,「ロマンシング佐賀2022」公式WEBサイトに掲載されている.
写真・画像はいずれも佐賀県提供