西武,「鉄道バリアフリー料金制度」を活用した設備整備を実施へ

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2022年8月12日掲載
西武40000系 ロングシート車

写真:西武鉄道40000系ロングシート車  編集部撮影  小手指車両基地にて  2020-2-27(取材協力:西武鉄道)

西武鉄道は,持続的にバリアフリー設備の整備と更新を進めるため,「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用した料金設定と整備計画を定め,国土交通省関東運輸局に提出したと発表した.

 西武鉄道ではこれまでに,1日あたりの利用者数10万人以上の6駅22番線(池袋・練馬・西武新宿・高田馬場・所沢・国分寺の各駅)へホームドアを整備している.あわせて,1日あたりの利用者数3000人以上の駅の段差解消や,ターミナル駅や他社線との乗換駅への運行情報提供設備の設置などを進めてきた.
 今後のバリアフリー設備の整備・更新として,ホームドアについては,これまでの1日あたりの利用者数10万人以上の駅に加え,10万人未満の駅にも整備する.2025(令和7)年度までに6駅17番線,2026(令和8)年から2030(令和12)年度までに19駅45番線の合計23駅62番線に整備し,2030(令和12)年度末時点での総整備数28駅84番線を目指す.なお,対象駅には,一部番線整備済みで未整備番線へ整備する駅(1駅)や,2021(令和3)年から2025(令和7)年度と2026(令和8)年から2030(令和12)年度の両期間にまたがって整備する駅(2駅)も含まれる.

西武,「鉄道バリアフリー料金制度」を活用した設備整備を実施へ

▲所沢駅ホームドア

 ホームドア以外のバリアフリー設備では,運行情報提供設備をすでに整備されている駅への増設も含め,2023(令和5)年度から2030(令和12)年度末までの期間で合計60駅に整備する.また,1日あたりの利用者3000人未満の駅のバリアフリー化を図るため,スロープ整備や内方線付き点状ブロック,視覚障がい者用設備(触知案内板・音声案内設備)の整備を進める.あわせて,ホームと車両床面の段差解消,車両のフリースペースなどのバリアフリー設備についても整備を進める.
 現行運賃への加算額については,西武線全線の利用者を対象に,1乗車あたり10円を基本とする.通勤定期旅客運賃では1ヵ月600円,3ヵ月1710円,6ヵ月3240円を加算し,バリアフリー設備の整備費に充てる.なお,通学定期旅客運賃は対象外とし,小児旅客運賃は,鉄道駅バリアフリー料金加算後の大人旅客運賃の半額とする.料金制度の活用は,2023(令和5)年3月ごろを予定している.

一部写真は西武鉄道ニュースリリースから