JR四国では,土讃線阿波川口駅(徳島県三好市山城町)に「ぽんぽこ阿波川口」駅の愛称駅名を導入し,駅名標をユニークなデザインに変更しています.
これは,今年2022(令和4)年4月1日(金),観光列車「四国まんなか千年ものがたり」(多度津—大歩危間で運転)が運転開始5周年を迎え,記念行事の一環として実施されたものです.
JR四国管内では5番目,徳島県内では初となる愛称駅名「ぽんぽこ阿波川口」は,地元小学生,中学生から募集し,地元住民グループ「やましろ狸な会」会員による投票で決定されました.
1番のりばの駅名標は赤色,2番のりばの駅名標は緑色で,「四国まんなか千年ものがたり」車両キロ185-1001(春萌・はるあかり),キロ185-1003(秋彩・あきみのり)に合わせた色彩を背景に,狸や妖怪のキャラクターがデザインされています.
阿波川口駅周辺は,狸や妖怪にまつわる伝説があり,2017(平成29)年に,同会による駅舎の改装,装飾も実施され,駅舎正面入口上部には,高密度発泡スチロールブロック,強化FRP樹脂などで製作された「汽車狸」が設置されています.
写真:阿波川口(ぽんぽこ阿波川口)にて 2022-7-10
投稿:志摩 敬