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特集 新幹線最前線2025
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名鉄,名古屋本線 東岡崎駅(北口・南口)の再開発計画を発表

名鉄,名古屋本線 東岡崎駅(北口・南口)の再開発計画を発表

▲北口新駅ビル(北西から俯瞰)

名古屋鉄道は,名古屋本線 東岡崎駅の北口・南口周辺を対象エリアとした一体的な再開発を行なうと発表した.

 北口新駅ビルは鉄骨造地上8階建てで,現在の駅ビル(岡ビル)の解体後,駅利用者や来街者をターゲットとした商業機能と,駅につながる利便性の高い事務所機能を有する複合施設を整備する.あわせて,バスターミナルを再整備することで交通結節点としての役割を強化する.
 施設全体では,街周辺への回遊起点として観光ニーズにも対応した店舗や,バスターミナルでの乗換え時間なども有意義に過ごせるよう,すき間時間のニーズにも対応した店舗を配置する.イベントなど多目的に活用できるスペースを一体的に整備し,にぎわいを創出する.着工は2027(令和9)年度内とし,2029(令和11)年度内の竣工を予定している.

名鉄,名古屋本線 東岡崎駅(北口・南口)の再開発計画を発表

▲南口ビル(南東から俯瞰)

 南口ビルは鉄骨造地上3階建てで,周辺居住者と駅利用者をターゲットとした施設として位置付ける.食品などの物販店舗に加え,飲食,サービスなどの用途を取り入れた生活利便性の向上に寄与する店舗を誘致することで,周辺居住者にも選ばれる駅南口のシンボルとなるような施設を目指す.
 岡崎市は徳川家康生誕の地としても知られており,市内には所縁の深い神社仏閣が多く,駅南口至近には徳川家康の産土神として有名な六所神社が存在する.こうした周辺施設との立地にも配慮し,動線計画を含めた施設計画を進める.着工は2022(令和4)年度内とし,2023(令和5)年度内の竣工を予定している.

名鉄,名古屋本線 東岡崎駅(北口・南口)の再開発計画を発表

 再開発計画コンセプトは『「SWING HIGAOKA」 —この街の躍動的なリズムをリードする—』とする.世界的に類を見ない貴重なジャズレコード,雑誌,オープンリールテープなどが所蔵されている岡崎市にちなみ,ジャズ用語である「SWING」が持つポジティブな意味合いを踏まえ,本計画を通して駅施設を起点とした躍動的なリズム(人の流れ)を作り出し,地域の個性を引き立てる.また,コロナ禍によって大きく変化する消費行動ニーズを捉え,岡崎の玄関口としてにぎわいを創出し,地域一体になったまちづくりを進める.
 本事業は,名鉄グループ中期経営計画「Turn-Over 2023」で掲げる「グループ一体となった沿線・地域の活性化」の一環として取り組むもので,今後は2021(令和3)年11月に岡崎市と締結した基本協定にもとづき,岡崎市が主導する,乙川リバーフロント地区内の豊富な公共空間を活用した公民連携プロジェクト「QURUWA戦略」と連携し,街へ開かれた施設計画を策定していくとしている.

画像はいずれも名古屋鉄道ニュースリリースから

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