「CentX」は，これまでの「名鉄Touch」の機能に加え，「地点検索・マルチモーダルルート検索」や「CentX webチケット」などの機能により，沿線・地域の交通・生活・観光サービスをストレスフリーに繋ぎ，地域利用者の「おでかけ」に役立つさまざまな利便性の高い情報を提供する．

　「地点検索・マルチモーダルルート検索」では，住所や施設名称，地図上の任意の地点などから，愛知・岐阜を中心とした公共交通機関（鉄道，バス，タクシー，カーシェア，シェアサイクルなど）を組み合わせた最適な移動手段を案内する．経路検索結果からは，WEB上で特別車両券の予約・購入ができる「名鉄ネット予約サービス」にもリンクする．
　また直接タクシーの配車もできるため，「CentX」からの事前予約や料金を調べることもできる．駐車場やカーシェア，シェアサイクルなど各種サービスの情報にも簡単にアクセスできる（名鉄Touchから継承した機能を含む）．

　「おでかけ情報」では，日常生活での利用から観光での利用まで，ジャンルやフリーワードから付近の店舗やレストランなどを検索できる．あわせて，おでかけスポットやイベント情報などを地図上で探すことや，おでかけスポットを検索して，そのまま現在地からのルート検索も可能となる．

　このほか，アプリの経路検索結果から，鉄道などの移動手段と観光がセットになったチケット，バスや船舶で利用可能なフリーきっぷなどをキャッシュレスで購入できる「CentX webチケット」機能や，よく使う駅，バス停を登録できる「マイ駅・マイバス停」機能も実装される．アプリの詳細については，CentXアプリ概要紹介WEBサイトに掲載されている．
　アプリは，iOSとAndroidに対応しており，App StoreやGoogle Playからダウンロードする．ダウンロード・利用料は無料だが，通信料は利用者の負担となる．
　今後「CentX」は，「全国型MaaS」や「マイクロMaaS」との連携によるコンテンツの充実を図り，地域のさまざまなパートナーとの連携・協業をとおして，「地域の活性化」に貢献するとしている．

画像はいずれも名古屋鉄道提供